酒井隆 リーマン幾何学 p57 より
$ x^1, ..., x^m $ を正規座標とする。つまり原点で正規直行な基底から exp マップで座標付けられたもの。
このときリーマン計量は以下のように展開できる。
\begin{align}
g_{ij}(x^1, ..., x^m) = \delta_{ij} + \frac{1}{3}R_{ikjl}(p)x^kx^l + O( ||x||^3 )
\end{align}
ここで
\begin{align}
R_{ijkl} = g( R( \frac{\partial }{\partial x_i}, \frac{\partial }{\partial x_j} ) \frac{\partial }{\partial x_k}, \frac{\partial }{\partial x_l} )
\end{align}
\begin{align}
R( X, Y)Z = \nabla_X \nabla_YZ - \nabla_Y \nabla_XZ - \nabla_{[X,Y]}Z
\end{align}
二次元の場合、ガウス曲率は $ R_{2211} $ となる。
また R は三つ以上の添え字が同じ場合、 0 となる。
以上より、負曲率の場合、
$g_{12}$ がマイナスの修正、 $g_{11}$, $g_{22}$ がプラスの修正を受けることがわかる。
0 件のコメント:
コメントを投稿